作家ポートレート / Portrait
 彫刻家の関正司です。

ロッキングドールの修理工程をご紹介します。

この作品は40年前の制作で、最近の修理が14年前でした。

その間に300箇所を超える凹みやキズ、腐食など痛んでおりました。

制作作家の修理なので、復元だけで無く改良も致しました。

2019.05.12

頭部損傷箇所
頬に大きな凹み、角材のような物で殴られた跡。
白く見えるのはアルミの腐食箇所。
胴体左脇部分の大きな凹み
これらは何をぶつけた跡と思われる
左胸の凹み。
これらも角材痕と思われる。
左胸だけに、胸が痛む。
首内ユニバーサルジョイント軸がダメージで曲がっている。
200kg以上の衝撃が加わったものと思われる。
軸が曲がり回転中心位置が下がったため、胴体と首がこすれて薄くなった箇所を切除し、新しい部材を溶接。
凹み部分を叩き出し角材の角の傷部分は溶接で埋める。
荒ミガキしたところ。他の石を投げられた傷か?浮かび上がる。
新規に改良した首部ユニバーサルジョイント。

強度は大幅に増えた。

塗装を落とし腐食部分もミガキ落とす。
#40、80、120、240と番定を上げていく。
縁部分の腐食がヒドイので切断し、純アルミの新材を一周溶接。
顔部分の荒ミガキ。
形が繊細で機械は使えないので、全て手磨き。
ミガイては傷を溶接し、又ミガクを繰り返し、仕上げていく。
ステンレスワイヤ髪の先端をマスキングし、カラミを解き、整髪する。中からLOVEと書かれた指輪が出てきた。破局かな?それともロッキングドールに託したのか不明。
いよいよ塗装。
手巻きウインチに切り替えて、吊りながら内、外ガン吹き。
やっと作者登場!
作品は40年の制作ですが、エステで若返りました。作者はだいぶ渋くなりました。
常盤公園にて組み立て。重りの取り付けです。
子供達が中に入って組み立て奮闘中の私の靴を触って、お手伝いしてくれました。
こちらのお子さんは、ロッキングドールが一年ぶりに戻ったので、喜んでくれているのかな?一年前は赤ちゃんですね!
再び、常盤公園の風に吹かれておりますので、是非お越し下さい。
お待ちしております。


妻がデザイン制作する、ミノリオリヂナル・ミノリキッズのHPです。是非、ご覧下さい。

2015.09.03

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